政治家インターンをやっていたヤマサキが綴るとっても不定期な日記(イラスト:shaoguee.com)
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マスコミの表現
今日は月1恒例の勉強会でした。
テーマは「参議院選挙の展望」ということでしたが、今日の昼に現職大臣の自殺というショッキングな事件が起きました。
講師の先生も「事前に用意した内容の意味がなくなっちゃった」とおっしゃってました。
衝撃はかなり大きいと思います。
今回は諸事情により完全オフレコなので、これ以上書けません。

さて、ここでヤマサキが以前から気になっていた表現について書きたいと思います。
まず、朝日新聞。
「松岡氏は新宿区の慶応義塾大学病院で治療を受けていたが、午後2時、死亡が確認された。」
スポーツ報知。
「28日午後0時20分ごろ、東京都港区赤坂2丁目の議員宿舎で、松岡利勝農相(62)が首つり自殺を図り、意識不明となっているのが見つかった。都内の慶応大学病院に搬送されたが、午後2時、死亡した。」
産経新聞。
「東京・赤坂の衆議院議員宿舎の自室で自殺を図って心肺停止状態となっていた松岡利勝農水相は28日午後2時すぎ、死亡が確認された。」
毎日新聞。
「救急隊員が駆けつけたが心肺停止状態で、搬送先の慶応大病院(新宿区)で、同日午後2時に死亡が確認された。」

時事通信によると、流れは以下の通り。
一部日付などわかりやすく表記を変えてます。

「病院によると、28日午後0時29分に119番があり、救急隊員が同42分に到着し、心肺停止を確認。人工呼吸と心臓マッサージによる心肺蘇生(そせい)術を開始した。 
 救急車は同1時1分、松岡農水相を乗せて出発し、10分後に病院へ到着。同12分に治療室へ入った。直ちに救急部医師が心肺蘇生術を開始。心臓を再び動かすための薬を投与し、人工呼吸と心臓マッサージを続けた。
 しかし、心拍が再び起きる兆しはみられず、治療を停止し、死亡を確認した。」

心肺停止状態をCPAと言います。
ヤマサキの働く救急病院にもCPAの患者は運ばれてきます。
流れとしては上記のようなカンジです。
通報から病院到着まで40分もかかっちゃうんですね。

ヤマサキが気になるのは、ある表現です。
スポーツ報知の表現は、少し引っ掛かるものがあります。
この表現だと、「病院到着時にはまだ死亡していなくて、病院で治療をしたけど、午後2時に亡くなってしまった。」というニュアンスに受け取れてしまうのです。

実際に去年の正月、ヤマサキの働く病院に、心肺停止状態の患者が運ばれてきました。
火事の現場で発見された人です。
正直なところ、一目で生きていないということがわかるぐらいでした。
いわゆる黒焦げ状態でした。
遺体を警察が引き取った後、警備室でテレビをつけたところ、この火事のニュースをやっていました。
その時に「○○さんは、病院に運ばれましたが、搬送先の病院で死亡しました。」と報じていたのです。
現場を見た人間として、強烈な違和感を感じました。
病院到着時には意識があるかのように受け取れるのです。

さらに後日、遺族から「病院が適切な処置をしてくれなかったんじゃないか」という苦情に近い問い合わせがありました。
とてもじゃありませんが、蘇生は無理です。
手の施しようが無いという状態です。
遺体の状態を見ればわかると思いますが、ニュースを見たら「病院が…」と恨みに思うかもしれません。
そんなニュアンスが含まれてしまうのです。
こういう時は「死亡が確認された。」という表現を使っていただきたい。
この違いは大きいと思います。

心肺蘇生術の現場は、非常に緊張感があるんです。
ヤマサキもCPAの患者が来るとなると、緊張が高まります。
別に心マをしたりするわけじゃないんですけど、救急室に張り詰めた空気が充満するんです。
以前、フジテレビの番組で心肺蘇生術について茶化したような言い方をしていて、非常に不快に思いました。

今日の昼食:ミラノサンドA&アイスコーヒー
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by t-bird76 | 2007-05-28 23:55 | その他
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